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2016-06-10

檜葉(ヒバ)

hiba

ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹です。
東北以南の山間部に生育しています。

ヒノキ科アスナロ属のヒノキアスナロはアスナロの変種で、日本のみに自生します。林業上はヒバもヒノキアスナロの両者も「ヒバ」と呼ばれます。
ヒノキアスナロは、北海道から栃木県の日光付近に生育します。下北・津軽のヒノキアスナロは「青森ヒバ」と呼ばれ、木曽ヒノキ・秋田スギとともに日本三大美林の一つに数えられます。

ヒバは主に建築材として用いられます。材中に抗菌成分を持つヒノキ科樹種の中でもとくに保存性が高く、建築土台とするのにより防腐しにくい材だといわれています。
そのほかには、船舶材、まな板、浴槽や風呂桶などに用いられます。ヒバはとても抗菌・防カビ能力が高く、まな板材としては最高級の材です。

ヒバは香木とも言われるくらい香りが強い木で、アロマリラクゼーション効果があります。
また、精油は防腐・防虫目的の食品添加物や養毛剤等の原料となります。

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